Log of Archaeology 考古学の航海日誌
駄場姥ヶ懐窯跡 2015.06.12
愛媛県・松山市北梅本町
駄場古墳から案内板がある駄場姥ヶ懐(だばうばがたに)窯跡にも行ってみました。
駄場古墳入口付近にある看板
そんなに遠くないと思っておりましたが…
看板
尾根を回り込むようです。
看板たち
ようやく着きました。駄場古墳から尾根を越えたところに位置するのですが尾根をぐるりと回り込むため、ちょっとしんどいです。涼しい時をオススメします。
解説板
飛鳥時代中頃(7世紀中頃)に須恵器を生産した窯跡。
このあたりの「小野谷」周辺には窯跡が15基以上もあることから、「松山東部古窯址群」と呼ばれるそうです。
1号窯址が覆い建物により残されています。半地下式の登り窯跡です。坏・高坏・埦など650点以上が出土。
この窯で製作されたものと同じ須恵器が久米官衙遺跡群から出土しているため、そこに供給されていたと考えられます。
1号窯址
おおよその位置です